森井研究室紹介

 
 


1.所属組織について


 私の所属している組織は、大学院総合文化研究科と教養学部です。

 大学院では、地域文化研究専攻、国際社会科学専攻(国際関係論コース)、欧州研究プログラム(ESP)、グローバル共生プログラム(GHP)の授業担当となっており、それぞれの組織の科目を担当しています。

 学部では教養学部教養学科地域研究分科ドイツ研究コースで授業を担当してますが、担当科目の「ヨーロッパ政治論」はドイツ研究コースのみならず、イギリス研究コース、フランス研究コースなどの科目ともなっています。


*現在の大学院の所属組織の名称は「総合文化研究科」です。「研究科」とは大学院で「学部」に相当する組織単位です。研究と間違われる方が多いのでご注意ください。

*総合文化研究科・教養学部は駒場キャンパス(京王井の頭線駒場東大前駅下車)にあります。赤門のある本郷キャンパスではありません。


2.大学院進学をめざす学生のみなさんへ


 総合文化研究科の文科系では、いわゆる研究室所属というものはありません。入学後「指導教員」を決め、修士論文や博士論文の作成に至る教育の過程で指導教員は重要な役割を果たしますが、履修する演習や講義などは履修カリキュラムの範囲内で自由に選択することが可能です。学生は指導教員と相談しながら、自由に自分の研究テーマを設定することが可能です。

 私が教育担当している組織はそれぞれ性格が違いますので、私を指導教員としている学生さんにもこれまで多様な学生さんがいます。演習や講義では英語と日本語の文献は使用しますが、ドイツ語は全く必要ありません。もちろん、ドイツ研究を目指す学生さんにドイツ語が必須であることは自明ですが、演習などではドイツ研究の学生さんの比重は小さいので、通常はEUの政治を扱います。

 

 地域文化研究専攻と国際社会科学専攻では入試科目等が大きく異なり、入学後のカリキュラムも異なりますので、受験の際には慎重に選択してください。


 大学院の入試説明会は通常10月頃に実施されますので、受験を希望される方は総合文化研究科のサイトをチェックするなどして、できるだけ参加してください。個別の相談も受け付けますので、ymorii[@マークを半角で]ask.c.u-tokyo.ac.jpまでお問い合わせください。このメールアドレスには毎日多数のスパムが届きますので、必ずしも確実に連絡が取れるわけでもないことをご了承ください。東京圏外の方はZOOMやWebexなどで面談するのでも結構です。


 大学院の受験では、一次試験合格後に論文を提出する必要があります。大学によっては卒業論文の指導などをしないところもあるようです。テーマの選定や論文の作成方法などについて相談がある場合には受験直前の秋になってからではなく、できるだけ早期にコンタクトをとってください。なお、受験願書を提出した後の個別相談等はお断りしております。


 いうまでもないことですが、就職活動のためだけに大学院に進学して、就職活動に明け暮れるようなことは、不可能です。アルバイトや就職活動を理由として大学院の演習に欠席することは認めませんし、就職が決まっていても修士論文が水準に達していなければ当然審査で不可となります。

 


3.ドイツ研究を目指す教養学部前期課程学生の皆さんへ


 教養学部(後期課程)教養学科地域文化研究分科ドイツ研究コースでは、多様な視点からドイツ研究を行うことが可能です。少人数教育に徹していますので、まずはドイツ科の部屋を訪れて教務補佐や在学生に相談してみることをおすすめします。



4.教員の略歴など


森井 裕一 (もりい ゆういち)

東京大学 大学院総合文化研究科 教授


群馬県生まれ

  東京大学大学院総合文化研究科

              国際関係論専攻修士課程修了(学術修士)

              国際関係論専攻博士課程中途退学

  琉球大学 法文学部 専任講師(文部教官)

      (政策科学・国際関係論)

                    (1994.10 - 1999.01)

  筑波大学 国際総合学類 専任講師

                    (1999.02 - 2000.03)

  東京大学 大学院 総合文化研究科 助教授

                    (2000.04 - 2007.03)

  東京大学 大学院 総合文化研究科 准教授

       (2007.04 - 2015.03) 

  東京大学 大学院 総合文化研究科 教授

       (2015.04 - 現在)



  欧州研究プログラム運営委員長

      (2009.04 -2020.03)

      (2023.04 -2024.09)

  ドイツ・ヨーロッパ研究センター執行委員

                          (2005.04 - 現在)

      副センター長 (2010.04-2014.03,

             2020.4 - 現在)

      センター長 (2014.04-2020.03)

      執行委員長 (2023.04 - 2024.3)

       

  教養学部 教養学科 地域研究分科分科

   (旧課程 地域文化研究学科長)

             (2014.04-2016.03)

  地域文化研究文化ドイツ研究コース主任

       (2016.04- 2018.03)

       (2020.09-2021.03)

       (2023.04-2024.03)

       

  地域文化研究専攻副専攻長

       (2018.04- 2020.03)

   地域文化研究専攻専攻長

       (2020.04- 2022.03)

       

   GSI-WINGS 国際卓越大学院コーディネーター

       (2019.09-2022.03)

       

   大学院総合文化研究科 グローバル地域研究機構(IAGS)

       機構長(2024.04-2026.03)

       

   大学院総合文化研究科 グローバルコミュニケーション研究センター (CGCS)センター長

       (2022.04-2025.03)

       

   東京大学 大学総合教育研究センター

   語学教育推進部門長(2022.04-2025.03 )

  

所属学会: 日本国際政治学会(1989〜)

      (理事2016.6-2018.6 会計部主任)

      (理事2018.6-2020.6 

          企画・研究委員会主任)

      (理事2024.6-2026.6 会計部主任)

 

      日本EU学会

        (理事 2009.4-2029.3,

      2013.4-2017.3 編集委員、企画委員

        2017.4-2020.3 事務局長

        2021.4-2023.3 理事長)

        2023.4-2027.3 監事)

 

      比較政治学会(2013〜)

 

      ドイツ学会(2000〜)

      (幹事 2015.4〜2017.4)

 

その他: 

      国家安全保障局顧問

      (2016.9〜2018.3)

 

<このサイトについて>


※各種のお問い合わせや依頼に関しては、基本的に「現代ドイツやEUに関する学術、調査、報道関係の問い合わせ等」に限らせていただいています。政治学や国際政治学という広いくくりで私の専門と直接関係のない依頼をされても、お受けできません。

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Herr Prof. Yuichi Morii

Department of Area Studes (German Studies / European Studies)

Universität Tokyo


Yuichi Morii war seit dem April 2014 bis März 2020 Direktor des Zentrums für Deutschland- und Europastudien der Universität Tokyo (DESK). Er war seit 2005 bis 2010 Geschäftsführer des Zentrums. Er studierte an der Sophia Universität (Tokyo) sowie an der Universität Tokyo. Teile seines Studiums verbrachte er in Bonn und Mainz (DAAD-Stipendiat, 1991/92). Sein Fachgebiet ist die Politik Deutschlands, insbesondere die Außen- und Europapolitik. Er lehrte an der Ryukyu Universität (Okinawa) und an der Tsukuba Universität. Seit 2000 war er an der Universität Tokyo (Graduate School of Arts and Sciences) als Associate Professor für deutsche und europäische Politik tätig. Seit April 2015 als Professor tätig. Er ist Vorstandsmitglied der European Union Studies Association Japan.

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